アピモンディア2015に行ってきました ポスター準備

アピモンディア国際会議ではミツバチの多様な側面の研究発表が行われる学術プログラムと,大規模な養蜂関係展示会/アピエクスポが2大要素です.無事に登録を済ませ,期間中どこにでも入れる種類のパス入りホルダーを首から下げると,15日のうちにこなすべき次のミッションのために警官が交通整理してくれている道路を渡りアピエクスポ展示会場エリアに移動しました.

 あすの正式オープニングをまえに,設営作業はほぼ終了の時刻でしたが入場させてもらえました.首に下げたアピモンディア2015参加者ホルダーを入口にあるリーダーにつけると,さっき撮影した顔写真が係員のモニターに読み出されてきます.それと入場者の顔を比べて,同じならOK.みるからに強そうなスーツ姿のガードマンもいて不審者を入場させない強固な態勢です.3日後にこの展示会場内で,スタッフを一人だけつれたウクライナのユシチェンコ元大統領とすれ違いました.養蜂家の家系とのことで,在任中に韓国養蜂関係者を大統領官邸に迎えているし,来日された時には寸暇を惜しんで,玉川大学と愛知の養蜂家を訪問・懇談されました.このVIPの来場がわかっていたから万全の警備準備がされたのでしょう.

 学術プログラムのポスター発表用スペースが展示会場の一隅に用意されていて,発表申し込みをしていた私たちは持参したポスターを指定場所に貼らねばなりません.アピモンディアの7分科会ごとにパネルに番号が掲示され,受け入れ準備は万全でしたが,私たちの到着が遅かったのであいにく担当者はすでにおらず,日本語を話すボランティアの方が対応してくださいました.畳1枚分の大きなポスターを貼るためのテープはしまわれたとのこと.気を効かせて普通のセロテープを持ってきてくれましたが,ポスターが重すぎて力不足.この日は作業中止としました.翌朝ふたたび来て無事に貼りおえるとさっそく興味をもってくださった方が登場です.オーストラリアで教員をしていた女性で,パートナーは養蜂家とのことで,だいぶ話が弾みました.