ミツバチは季節を追って次々に咲く植物を訪れて,その花蜜や花粉を巣に持ち帰ります.自分が食べるだけでなく仲間のために,また花が少ない季節や冬に備えて蓄えておくのです.花蜜は主成分であるショ糖がブドウ糖と果糖に分解され,水分が減って濃厚なハチミツになります.花粉はミツバチのタンパク質,ビタミン,ミネラル源となり,体を作るだけでなく,ローヤルゼリーやハチ毒もつくられます.
ミツバチコロニーを健康に元気に維持するためには,花蜜だけでなく,十分で優良な花粉源が不可欠です.植物によってミツバチが花蜜だけを利用するもの,花粉だけを集めるもの,両方を利用するもの,あるいはたくさん咲いているのに,なぜかミツバチはほとんど訪花しない種類もあります.ミツバチが採餌する植物を養蜂植物とよんでいます.
花粉の成分は植物により少しずつ違いがあります.多様な植物から花粉を集めれば,それだけ栄養素がバランス良く取り込まれます.私たちが健康のために多品目の食材を食べるようにしなさいと促されるのと同じことですね.
アピモンドのミツバチが花蜜や花粉を集めるために訪れる様々な植物をご紹介しましょう.
写真をクリックすると「NPO法人みつばち百花 花を増やそう! 蜜源・花粉源データベース」http://db.bee-happy.jp/ にアクセスします。