アピモンディア2017まであと1年

“2つの大陸がであう所にミツバチと集合”をテーマに第45回国際養蜂会議 アピモンディア2017が2017年9月29日から10月04日までトルコ・イスタンブールのイスタンブール コングレス センター(ICC)で開催されます.会議ウェブサイトはhttp://apimondia2017.org/ 

日本ではあまり目立ちませんが,トルコは世界有数の養蜂大国です.

 奇数年に欧州と世界のその他地域で交互に開催され,毎回数千名規模で開かれる養蜂業界最大の国際イベントには,大規模養蜂企業から趣味養蜂までの多様な養蜂家,ミツバチと生産物に関する分野の研究者,ミツバチ生産物の製造販売業者,開発事業や加工技術,法規制の関係者など,多彩な面々が世界中からあつまります.紀元前のヒッタイトの文書に世界最古の養蜂に関する法律があるほど長い養蜂の歴史を持ち,ハチミツはトルコ人の食生活に不可欠.いまも恵まれた気候と地理的条件により多様な植物が繁茂し,セイヨウミツバチの多様なエコタイプが生息する養蜂大国のトルコには,15万家族の養蜂家が暮らし,飼養する680万群から年間10万4500トンのハチミツを生産しています.

 トルコ養蜂協会のリーダーシップにより,毎年複数の養蜂国際イベントが開かれており,アピモンディア開催準備は経験を積んだ業界関係者と研究者により順調に進んでいました.しかし今年に入り社会情勢,政治情勢がおおきく揺れうごいて,その影響がどんなかたちで表面化するのか,気になるところです.

 ウェブサイトで公表された各種期日は,たとえば会議登録申し込みの早期割引期限が来年6月30日までとなっているなど,比較的開催日に近く設定されていて,好感が持てます.会議登録料:一般参加者早割/250€,当日/300€.登録申し込みと料金の払い込みは大会ウェブサイトですでに受け付けを開始しました. http://apimondia2017.org/

 ミツバチ生産物,養蜂器具類,加工処理機器などの大規模展示会/アピエクスポの出展も受付けています.会場のスタンブールコングレスセンター(ICC)は2009年新設,ボスフォラス海峡をのぞむ傾斜地を利用した7階建て,119,500m2の建物.市の新市街,ビジネスと文化の中心地にたち,周辺には多数のホテル,ショッピング街がひろがり,活気に満ちたタクシム広場につづきます.