ロンドン中心部,ピカデリー産ハチミツの競売と夕食会

フォートナム&メイソンは1707年設立以来300年以上高品質な食品を扱う百貨店として国際的に知られた,イギリス王室御用達の老舗です.じつは10年前からロンドンのフォートナム&メイソン,ピカデリー本店屋上でミツバチが飼養されています. 写真は誠にエレガントな特製巣門をもつ同社の巣箱です.今月,10周年を記念した特別なチャリティーイベントが行われます.

「10月11日午後6時半からはじまるハチミツ競売と夕食会に参加なさいませんか?料金は60ポンドです.

首都ロンドンの我が社店舗の屋上蜂場で元気に飛び回るミツバチが生産した,限定数のハチミツは毎年オークションにかけられます.今年は著名なキャスター,また養蜂家でもあるビル・ターンブル氏が競売人を務めます.

さらに今年はオークションに続いて本格的慈善夕食会が開かれ,ハチミツを使ったカナッペや当社の新製品ハチミツ入りジンのカクテルが供されます.

当社養蜂主任スティーブ・ベンボウも列席し,フォートナム社におけるミツバチの歴史や養蜂現場での数々のエピソードを披露いたします.

ハチミツ販売による収益はフェリックス・プロジェクト(まだ良質な食品の廃棄を防ぎ,有効活用できる場所につなげる活動)と,途上国での持続可能な養蜂の振興を支援するビーズ フォ ディベロップメントに寄付されます.遠隔地の貧しい家族が手近な素材で安く巣箱を作り,ハチミツを販売する収益で家計維持に必要な収入を得るという方法で,地域の天然資源から持続的に生計を立てられるよう技術を伝えるビーズ フォ ディベロップメントの養蜂振興活動を支援します.40名様限定のイベントです.出遅れてがっかりとならぬよう,どうぞお早めにご予約ください.」

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Ctrl+クリックで英国各地のハチミツが登場するディナーのメニューをご覧いただけます.

写真は蜂ブラシではなく鳥の羽で蜜巣枠から優雅にミツバチを払うベンボウ氏.英国の巣箱では,運びやすさ,扱いやすさを考慮し,浅い巣枠が使われますが,この写真一番奥の巣箱は強群なのか,深いタイプの継ぎ箱が3つも乗せてあります.すごいですね.夏の日長時間の長さが味方?屋上だから蜂の出入りが盛んでも,地上には影響しないから?どなたかチャリティーオークション&ディナーに参加して,大都市の屋上養蜂の実情を調査してくださいませんか?