Apimondia 2019大会案内 ② 学術プログラム

第46回アピモンディア国際養蜂会議ではミツバチ関連分野の研究者と養蜂家の皆さんにそれぞれ興味を持っていただける幅広い話題が討議されるだろう.学術論文は7つのアピモンディア常設委員会が用意する各シンポジウムのテーマにあわせて,分類される.新たにモントリオール大会で加わるのは「分野横断シンポジウム」で,これは複数の分科会分野を視野に入れた話題を取り上げる.

 毎朝最初のプログラムとして基調講演をおき,会議参加者が分科会に別れていく前に,こぞって世界的権威による講演を聞けるようにした.またいくつかのシンポジウムで,招待講演者が本会議の幕開け講演をおこなう.

 予定されるシンポジウムからいくつか紹介すると:ミツバチゲノム科学の進展,殺虫剤のミツバチへの影響,ダニ,蜂病耐性ミツバチの育種,偽和ハチミツの検出と防止,養蜂技術の向上,ミツバチの栄養,花粉媒介者の現状と保全,無治療養蜂,市民科学とミツバチ.本大会ではOIE/国際獣疫事務局(世界動物保健機関)提供によるシンポジウムも2つ開催され,ミツバチの病害敵とミツバチの各国間の移動について討議する. 

 最近の関心事をとりあげる円卓会議を公式に開催,ここでは選ばれたパネリストと一般参加者が語りあえる.議題例:ミツバチの社会的影響,ハリナシバチ養蜂,ハチミツへの混ぜ物.

 実際的な蜂具の使い方,関連技術,アイディアを参加者に伝えるワークショップも多彩に企画中で:ハチミツテイスティング,都市養蜂,新しいアピセラピー製品と使用法ほか.

 発表要旨の詳細と投稿方法がHPに掲載されている.更新された大会プログラム概略でシンポジウム予定と対象トピック一覧をご覧の上,美しいモントリオールで来年9月開催のアピモンディア2019にぜひご参加いただきたい.