Apimondia 2017 ③ 総会,2021招致立候補国,会議登録料 

原則としてアピモンディア/国際養蜂会議は欧州とそれ以外の地域とが交互に開催することになっています.ウクライナ/2013→韓国→トルコ→カナダ/2019で,2021年は欧州の番.事務局長ジャンノニ・セバスティアニーニ氏のメールでは現在立候補国はデンマーク,ロシア,セルビア,スロベニアの4カ国だそうです.あなたはどの国の養蜂事情に興味がありますか?

 アピモンディア所属会員(管轄蜂群数に応じた会費を払い,それに応じた投票数をもつ)である各国の養蜂関連組織にむけて,このところローマの事務局から大量の総会資料が送信されています.総会 part 1は所属組織代表だけが出席し,議題は経理,人事選挙など.一方,会議後半に開かれ,閉会式と一体化することが多い総会 part 2には,議決権はありませんが,参加登録者が誰でも列席できます.主催者や委員長による報告,各種表彰や新人事の発表,次回開催国への受け渡しなどのあと,いよいよ4年後の開催国を決める時が来ます.

 2021年開催招致に立候補した各国はイスタンブールの展示会場にブースを構えて,魅力的な資料とハチミツの小瓶をくれたり,盛んにプロモーションをするはず.話を聞いてみたいですね.総会part 2ではすべての立候補者が短いプレゼンを行った後,会員の投票によって勝者が決まります.会議運営企業制作の華々しい汎用ビデオより,自国のミツバチや養蜂家の姿を見せてくれるようなプレゼンの候補が良いと思いますが,古今東西,招聘活動は色々あるようなのでね.

会議登録

大会ウェブサイトhttp://apimondia2017.org/のRegistrationで参加登録ができます.まず登録サイト内に自分のアカウントをつくり,そこから参加登録と見学旅行申し込み,宿泊予約にすすみます.カード決済にMasterCard, Visa,が使用でき,登録時に全額払い込み.入金確認後に受領確認書がメールで送られ,アカウントから領収書がとりだせます.受領確認書にあるバーコードにより,会議場受付で参加者バッジを印刷・入手できるという進んだシステムの採用で,いつかどこかの国で発生した悪夢のような長時間の行列は回避できるでしょう.

 会議登録料は一般参加者300€,学生150€,一日参加(会議+展示会) 100€,一日参加(展示会のみ) 50€,見学旅行75€です.